会長挨拶

大津会長写真.png(41865 byte) 京都大学技術士会 会長就任あいさつ
松江工業高等専門学校長
大津 宏康

 令和3年4月より京都大学技術士会会長に就任するにあたり、会員の皆さんにご挨拶を申し上げます。
 まずは、京都大学技術士会(以下、本技術士会)の立ち上げから発足後8年に至るまでの活動に関して一貫して主導的な立場でご尽力いただきました、前会長の大西有三先生(京都大学名誉教授)に感謝申し上げます。大西先生におかれましては、今後本技術士会の特別顧問に就任頂きますが、大所高所からのご指導・ご鞭撻をお願い申し上げる次第です。また、本技術士会は多くの会員方々のご尽力により今日を迎えていることは言うまでもありません。この場を借りて、あらためて本技術士会の活動を支えていただいた会員の皆様に御礼申し上げます。
 さて、本技術士会は、京都大学同窓会における、部局同窓会と同等の構成メンバーと位置付けられており、会員数762名(2020年10月30日時点)は京都大学同窓会の中で最大人数の組織となっています。なお、会員数につきましては当初設定した「目指せ1,000人」という目標を未だ達成できていません。これまでの会員数推移のグラフを見ると、当初から5年は目標値とほぼ同じ勾配で増加してきましたが、それ以降は増加の勾配が徐々に緩やかになり、現状ではほぼ一定状態になりつつあるように見えます。
 この会員数増の状況は、新規路線の交通機関(鉄道・有料道路等)の乗客数の推移に極めて類似していると考えております。新規路線における乗客数の推移は、時系列的にフェーズ1〜フェーズ3からなると分析されます。すなわち、フェーズ1およびフェーズ2は、それぞれ新規路線の認知度が高まるにつれて利用者が増加する段階、 および沿線での土地利用水準での利用者が飽和状態となり、その数がほぼ一定になる段階に相当します。そして、フェーズ3は、その路線域に住宅・工場団地が整備される、あるいは他の交通ネットワークと連結する等のエポックメーキングな顧客ニーズを高める条件変化により利用数が再度増加する段階に相当します。 このようなアナロジーから、現状での技術士会の会員数は発足から8年でフェーズ2に移行しつつあると解釈されるのではないでしょうか。したがって、「目指せ1,000人」を達成するには、フェーズ3に移行するためのエポックメーキングな顧客ニーズを高める条件変化が必要となるでしょう。
 現在、本技術士会は中長期ロードマップを改定中です。まさに、フェーズ3に移行するための方策を探っているといえるでしょう。新会長として、会員の皆様のご協力を得て、フェーズ3に移行できる条件の抽出・把握,およびその実現に向けて尽力する所存ですので、よろしくお願い申し上げます。